プライシング理論 pricing theory
本来の価値=公正価格 fair value
プライシング理論は公正価格を判断する理論
投資対象をキャッシュフローに置き換える
投資対象=株式、債券、プロジェクト、...
投資対象の価値=将来キャッシュフローの割引現在価値 discounted present valueの合計
割引率=期待収益率 expected rate of return
期待収益率 expected rate of returnはリスクの大きさで決まる
リスク risk=将来キャッシュフローの不確実性の高さ
DCF法 discounted cash flowのステップ
投資対象をキャッシュフローに置き換える
将来キャッシュフローを期待収益率で割り引いて割引現在価値を出す
すべての将来キャッシュフローの割引現在価値を合計する
プロジェクトのプライシング
NPV(Net Present Value)
IRR(Internal Rate of Return)
将来キャッシュフローの推定は難しい
マルチプル法 comparable multiple valuation method
相対的な比較で割安割高を算出
株価収益率 PER (Price Earnings Ratio)
株価純資産倍率 PBR (Price Book-value Ratio)
EVとEBITDA
割引現在価値 discounted present value
正味現在価値 net present value
code:txt
+1200
├──────┼──────┤
0 2年後
割引率=期待収益率を5%とすると現在価値は1200 / (1 + 0.05)^2 = 1088.43
code:txt
+100 +100 +100
├──────┼──────┼──────┼....
0 1年後 2年後 3年後
期待収益率を5%とすると現在価値は 100 / (1 + 0.05)^2 + 100 / (1 + 0.05)^2 + 100 / (1 + 0.05)^3 + ... = 100 / 0.05 = 2000
配当が増えていく場合
$ 公正価格 = \frac{キャッシュフロー}{期待収益率 - 成長率} = \frac{キャッシュフロー}{リスクフリー金利 + リスクプレミアム - 成長率}
配当出さない場合は1株あたり利益 EPS(Earnings Per Share)とかで計算する
成長率がマイナスでも投資は成立する
株式投資の意味について、「企業の(あるいは経済の) 成長を買うものだ」と主張する人が少なくないのですが、マイナス成長でも株価が正しく形成されていれば、投資でリスクプレミアム risk premiumを得ることが十分期待できます。
金利変動の影響
キャッシュフローが10、リスクプレミアムが5%とする
バリュー株 value stock: 成長率 2%
金利2%
10/(0.02+0.05-0.02) = 200
金利1.5%
10/(0.1.5+0.05-0.02) = 222
金利0.5の変化で株価は11%変動
グロース株 growth stock: 成長率6%
金利2%
10/(0.02+0.05-0.0) = 1000
金利1.5%
10/(0.1.5+0.05-0.06) = 2000
金利0.5の変化で株価は100%変動
ナスダック100指数が年初来安値、急落の「なぜ」 | ブルームバーグ | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース